帰省したら実家で確認する10のこと

帰省の数日で全部を決める必要はありません。見るのは「家の名義」「書類の置き場所」「親の希望」の3つが中心です。残りは、家の中を歩きながら目で確かめれば足ります。見たことは、帰る前にきょうだいへ送っておきます。

年末年始は、家族が同じ部屋にそろう数少ない時期です。とはいえ、久しぶりに会った親に「家をどうするの」と切り出すのは気が重い。このリストは、話を切り出さなくても見られる項目から、親に聞く項目へと順に並べています。印を付けながら使ってください。

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印は、この端末の中にだけ保存されます。当サイトには送りません。

A. 家と書類(見るだけでわかる)

  • 登記上の所有者が親本人か、それとも祖父母のままか。祖父母の名義のままだと、相続登記をしていない状態です。相続登記は2024年4月から義務になり、それより前の相続でも名義を変えていなければ対象です。この場合の期限は原則 2027年3月31日 です(知った日が2024年4月以降なら、その日から3年)。名義は、法務局で登記事項証明書を取ると確かめられます。

    くわしく: 相続登記の義務化 →

  • 権利証(登記識別情報)と、毎年届く固定資産税の納税通知書。中身を見なくてよいので、どこにしまってあるかだけ親に聞いておきます。

  • 金額は聞かなくてかまいません。どの銀行に口座があるか、保険証券や年金の書類はどこか、毎月引き落とされている契約は何か。在りかの一覧があるだけで、いざというとき家族が探し回らずに済みます。

    書き留める道具: 事実整理シート →

  • 玄関・勝手口・物置の鍵が何本あり、誰が持っているか。親が入院したときや、遠方から業者に家を見てもらうときに必要になります。

B. 家の状態(歩いて見る)

  • 天井のしみ、外壁のひび、隣の敷地にはみ出した枝。傷みは早く見つけるほど直す費用が小さく済みます。

    くわしく: 空き家の管理 →

  • 段差、廊下に置かれた物、2階や押し入れの上段にある重い荷物。片付けの話は「危ないから一緒に下ろそう」からだと切り出しやすくなります。

  • 全部屋を見なくてかまいません。押し入れ1つ、物置1つを親と一緒に開けて、どれくらい入っているかを見ます。片付けを頼むことになったときの見当がつきます。

    くわしく: 遺品整理・片付けの費用相場 →

C. 親の気持ち(話して聞く)

  • 住み続けたい、いずれ売ってよい、誰かに住んでほしい。決めてもらう必要はありません。今の気持ちを聞いておくだけで、後できょうだいが判断に迷ったときの手がかりになります。

  • 遺言やエンディングノートがあるか、あるならどこにあるか。遺言・任意後見・家族信託は、本人に判断能力があるうちにしか作れません。何を選ぶかは親本人が決めることで、くわしい検討は司法書士・弁護士・公証役場へ。

    くわしく: 親が認知症になる前に →

D. 帰る前に

  • 印を付けたこのリストを写真に撮って、きょうだいに送ります。一人だけが知っている状態が、あとでもめる元になります。

    くわしく: 兄弟で実家じまいが揉める前に →

見たことは、帰る前にきょうだいへ。じまい堂 https://jimaido.com/kisei-checklist

次の問い

10項目を見終えると、次は「この家は、いつか誰がどうするのか」が気になってくるはずです。親の状況と家の状態から、今のうちにやっておくことを整理する診断を用意しています。

聞くのは、今の状況・実家の今の状態・気になる期限や安全面・家族との話し合い・実家までの距離・荷物の量・今後どうしたいかの7つです。どれも選ぶだけで、約3分で終わります。

名前・メールアドレス・電話番号は聞きません。答えた内容は当サイトに保存しません。